コナクラのつぶやき

名探偵コナンの情報・考察を通して面白さを倍増させるブログ

「劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁」が神作だと思う理由

「劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁」の公開から約1ヶ月が経ちました。

興行収入は75億円(5/17時点)を超え、興行収入では昨年の「緋色の弾丸」(76.5億円)を早くも越す勢いです。

 

ということで(?)、私が今作に抱いた感想を書き綴りたいと思います!

一言で言うと神作でした。

2時間近く、ずっと見所が途絶えずスクリーンに釘付けでした。

下ではこの映画を深掘りしていきたいと思います。


ハロウィンの花嫁の犯人については過去の記事で言及したのでそちらの記事も合わせてご覧ください。

 

conakura.hateblo.jp

・メインキャラ

近年の映画では以下のようにメインキャラクターが決められていました。

  • 業火の向日葵・・怪盗キッド
  • (純黒の悪夢 ・・黒の組織)  
  • から紅の恋歌・・服部平次遠山和葉
  • ゼロの執行人・・安室透
  • 紺青の拳・・京極真、怪盗キッド
  • 緋色の弾丸・・赤井一家       
    特にゼロの執行人以降は、今までは劇場版に登場しなかったキャラクターが活躍する姿が描かれて、新しいファンも激増しました。特に、ゼロの執行人に関しては「安室の女」という言葉まで生まれました笑

そして今作は 、
警察学校組、高木渉&佐藤美和子
正直見る前まで不安がありました。
いわゆる警察学校組の内4人は亡くなっていることから、何かしらの回想シーンが導入されるのは確かです。ただ、そのシーンが長すぎると肝心の現在進行形の事件が中途半端に描写されるのではないか。また、高木渉と佐藤美和子はどう組み込まれるのか。

ただ、そんなのは杞憂でした。

 


警察学校組に関しては、過去の警察学校組とプラーミャの戦闘で活躍が描かれていました。短いながらも緊迫感溢れる展開で、この4人(5人)のチームワークは本当にアツい展開でしたね。


本作のテーマの一つとして、未来への繋がりがありました

人は亡くなっても将来生き続けるというメッセージです。

特に萩原は、警察学校組の中で最も早く亡くなったのですが、松田やコナン君に知恵を与えて、現在の人々を救ったという感動的な展開でした。
象徴的なのは、コナン回想シーンの後安室さんが月を見上げるシーン。
亡くなった警察学校組が、生きた跡を残しているとしみじみと感じているように思えました。

今思い出すだけでも感動が込み上げてきます。

高木刑事と佐藤刑事に関しては、メインキャラなのか?とも少し思いましたが、いつもよりも活躍が描かれていて良いバランスだったのではないでしょうか。
 

江戸川コナン

 最近の劇場版での江戸川コナンの描き方についてどのような感想をお持ちでしょうか。
 
  私は若干物足りないと思ってたんですよ。

確かに毎回推理をしているのはコナン君だし、犯人を追い詰める姿は描かれていました。
ただ、最後のインパクトのあるシーンでは他のメインキャラクターの活躍などにスポットライトが当たっていたのです。
例えば、「紺青の拳」では京極真、「緋色の弾丸」では超電導リニアがそうでしょう。新しいキャラクターの活躍はファンにとってとても嬉しいし、それ自体が悪いことだとは思っていません。ただ、肝心のコナン君の活躍が霞んでしまったのは否めないと思います。


一方今作では、

間違いなく江戸川コナンが物語の主人公でした

特に後半のシーン。

少年探偵団の奮闘がありながらも、伸縮サスペンダーを繋ぎ直さないといけないという緊急事態に。

ここに、救世主として現れたのがナージ・ウニチトージティーの面々。
実はこれより前のシーンでエレニカがプラーミャを射殺をコナンが止めました。
「ナージ・ウニチトージティー」には、組織名としては”プラーミャに復讐を”という意味が込められていましたが、この場面では

   

   ”プラーミャの爆弾を止めよう”

 

になっていました。「犯人を殺してはいけない。」そんなコナン君の哲学も見せてくれた気がします。
そして、プラーミャが仕掛けた液体爆弾の大爆発を防ぐために奔走。最終的に、少年探偵団が各々コナンの名前を叫んだ後に、コナン君が巨大サッカーボールに飛び込むことで液体の流れを止めました。

つまり、コナン君が全てを止めたのです。

まさに主人公!

・BGM

今回はBGMでの盛り上げ方が凄かったです。ゼロの執行人の最後でメインテーマが流れた時の盛り上がりが物語を通して繰り返されてる感じでした。
作品を引き立てるBGMというよりも物語とBGMが並列された感じでしょうか。

何と言っても「キミがいれば」が流れたのは本当に大きかったです!!
※「キミがいれば」とは、名探偵コナンのメインテーマに歌詞が付いた歌のことです。

劇場で流れたのは第10作の「探偵たちの鎮魂歌」以来16年ぶりだそうです!
この正義の音楽が流れるとこんなに鳥肌が立つとは....
そして、先ほども言ったメインテーマが流れるタイミング!

完璧でしたね.....


個人的には最初の結婚式シーンのBGMが好きです。安室さんと風見さんが脱走した爆弾犯を追い詰めるシーンと結婚式シーンが交互に流れた時のBGMですね。希望と絶望が絡み合ったような不思議な感覚に陥りましたね。

 

 

ー後書きー

まだ書きたい事はありますが、この辺で留めておきます(笑)

既に3回この映画を見ましたが、この文章を書いてる時何回も「また行きたいなあ」と思ってましたね。
1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方が面白かったです!

みなさんももう一度劇場に足を運んでみてはどうでしょうか。