コナクラのつぶやき

名探偵コナンの情報・考察を通して面白さを倍増させるブログ

「劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁」の犯人について

タイトル通り、今作の犯人プラーミャについてあれこれ語ります。

ネタバレを含むので「劇場版名探偵コナン ハロウィンの花嫁」未視聴の方は視聴後にご覧ください。

 

今回の犯人はすぐにわかったのではないでしょうか(笑)

物語の展開から推理していくと

・登場人物からして犯人候補はエレニカ、村中元警視正、そしてクリスティー
・エレニカはナーダ・ウニチトージティーのリーダーのため候補から外れる
→犯人が2択に絞られる
・村中元警視正が犯人ということはまず無い(若干暴論ですが笑)

いつもコナンを見てる方なら展開からすぐに見抜けたと思います。

次に、クリスティーヌの動きから犯人の根拠を挙げてみます。

今回のポイントは右腕に撃ち込まれた弾丸(プーリャ)。
つまり、プラーミャは右利きであるが、右腕を満足に動かせない人物です。
そこでプラーミャが手や腕を使った場面を見てみましょう。
まず、村中(以下敬称略)がクリスティーヌの左腕にくっついたレシートをクリスティーヌが取るシーン。ただのイチャイチャにも見えますが、わざわざ村中から遠い左手を使った事で
「あーまたこのパターンか」と思ったコナンファンも多かったのではないでしょうか。実際、コナンの最後の推理シーンでもこの場面が強調されてましたね。これについては私もとても怪しく見えましたが、
私も学生時代、前の人から渡されたプリントを左手で持ち、右回りで後ろに回す事があったと言うことでギリセーフ(笑)。また左利きかもしれませんしね。この場面では、クリスティーヌはコーヒーカップを持ち上げる動作がなく、右きか左利きかの判別はつかなかったです。

他にクリスティーヌが腕または手を使った場面をまとめると、
右手:クリスティーヌが友人を騙る人物からプレゼントをとりに来るよう携帯電話を操作した時。
左手:歩美に地図を書いた紙を渡した時。
   涙を拭った時。
重要なのは、右手を用いた時。恐らく手先を使う作業においてはまだ右手を使っているのでしょう。実際、右手で携帯を持ち上げて電話する際に左手で右手首を持って右腕を無理矢理持ち上げているように見えました。また、腕を上げる動作を伴う時はいつも左腕を用います。

ここで初めて、利き手が右であるにも関わらず、右腕を使えないプラーミャの正体と合致したなと思います。

その後は佐藤刑事の推理通り。公開されていない脱走した爆弾犯の爆死を知っていたことでトドメを刺されました。

ちなみに、プラーミャが犯人であることはタイトルからも明らかになっています。

ハロウィンの+花嫁→仮装をした+クリスティー

これには震えましたね笑

・犯人の特異性

 劇場版コナンにおける従来の犯人像の特徴は以下のように集約できると思います。
 ・過去に被害者との接点がある
 ・その恨みを晴らしたい
 ・アニメに比べて大規模な殺人計画を企てる

ただ、その点プラーミャは
 ・動機不明
 ・自分の正体を見た人は生かしておけない(仮面を被っていても)

かなりクレイジーな犯人ですね(笑)

ただこの特異性が良い方向に作用したように思えます。

近年の映画でアクション要素がさらに増えたのは明らかです。この点に関して特に嫌悪感はありません。いくらでもはっちゃけられるのが映画の良い点だと思いますし。しかし、その分犯人のインパクトや推理要素が薄れたのは否めないです。犯人の動機が結構複雑で、映画ラスト30分ほどが二次災害を防ぐアクションシーンとなったからです。その結果、
「安室さんカッコイイ」 「赤井さんイケメンすぎ」という意見が聞かれる一方で
「今回の犯人って誰だっけ」という声も聞かれました。
その点
  プラーミャ=動機不明のクレイジーな犯人

と簡略化することで、犯人にもスポットが当たる従来のコナンへの回帰を果たせたのではないでしょうか。

 

ーあとがきー

 今回は犯人に焦点を置いてハロ嫁を考察したよ。あの身体能力と機転の利かせ方は半端じゃない。最も手強い犯人の一人(てか史上最強?)だった。

黒の組織はプラーミャをスカウトした方が良いよ(笑)
こんな魅力的なキャラであるプラーミャが今作限りだと思うと少し寂しい気もするよね.....

ちなみに好きなセリフは
  「しつこい男は嫌いだね」

語感最高です